勝ち点1から勝ち点3までの距離-ナビ予選第5節vs大宮＠熊谷陸上競技場

『勝てた試合だったね。』
といういい方は、あんまり好きではありません。
だって、勝てていないから。

勝てた試合を勝ち切るには、どうしたらいい？
決勝トーナメントへ進めるか否かがかかった、大事なゲーム。

それではまずは結果からね。

大宮アルディージャ　　１　－　１　　アルビレックス新潟

得点者　）　39分リシャたん（新潟）　　78分モリタ（大宮）
選手交代）　65分 アトムたんout（涙） カワハラin　　　　　*ウチのコのみ

いじょ。

この試合のキーパーソンは、アトム。
どう、動くか。持ち味を生かした攻撃がまわりを生かし、生かされるように。
決め切れない場面もあったけれど
そのチャレンジがCKを生み、先制点につながりました。
あのシーンまでは、うまくいっていたのに。


5月31日　土曜日。
朝、目が覚めたら、大風に雨降り。
先週よりヒドイ。なんだこの天気。
んで　ちょっとバタバタしたけれど　無事に出発。
山の中では霧が出たり、予報通りに雨が止まなかったりしましたが
12:00過ぎくらいに現地着。
着いたときは、雨は止んでいましたが。

12:00開門。
陸上競技場だけあって、トラックが併設されたここは、ピッチが遠い。
基本、市陸。　これをグレードアップした感じ。
ちょっとなんだかんだあったけど、無事にダンマクを貼り終えて
ちょっと一息。
一度ゲートから出たところにある売店で、
ケバブの並びの近くへ行ったとき
スタメンが発表になったことを知る。

FWは、アトム。アレたんとツートップを組みます。
先週のこともあって、
発表になるまでは信用（ダレをだ）できないぜ。と思っていましたが
いざ　発表になったら　なんか緊張してきたざます。
諄々さんと、ちいさくガッツポーズをし、
「やっぱりさ、リシャたんは前じゃなくて2列目が生きるよね。」
「そこにアトムが絡んでいただければ♪」と
があがさんご夫妻と　盛り上がります。
並んでいたカオルたんにお願いして買ってもらったケバブ＠辛口はおいしかった。

止んでいた雨がまた、ぱらぱらと降ってきた。
今日は、ずっとこんな感じだろうと踏んで、ポンチョを着る。
13:00をまわり、太鼓が集合をかける。
キーパーに続いて、フィールドプレイヤーのみなさまが入ってくる。
最初にコールされたのは、アレたん。
コールのあと、チャントを歌って（アレたんの）気分を盛り上げる念の入れよう。
その次は、アトムでした。

この日の布陣は、こうだ。


　　　　　　　　　　アトムたん　　　　　アレたん

ワンちゃん　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リシャたん

　　　　　　　　千葉ちゃん　　　　　　　　イサオ

松尾さん　　　　ナガタミツル　　　　　千代たん　　　　　ウッチー

　　　　　　　　　　　　　　　北野さん　　　　

サブ：ノザ・ナカノヒロシ・マイケル・テラ・アヤト・カワハラ

いじょ。


スタンドは、どこもかしこも雨で濡れていて、
しかもまだまだ降ってくる。
上げていない間のゲーフラの置きどころに悩みましたが
ベンチの下のアームみたいな部分に収納できることを確認。
ヨカッタ。洗濯すると落ちちゃうって言われただよ＠ゲーフラ。
洗濯はしないけど、すごく降ってきたら、落ちたらイヤだもの。
んで、心おきなく声を出します。
ガンバレ、アトム。やってやれ。

キックオフ。
前半　目の前のゴールを北野さんが守る。
デニスマルケスがうろちょろしますが　うろちゃらするだけ。
対してマイチームは　DF部が相変わらずの安定っぷりを見せ、
こわい場面は見当たりません。
『点を取られる気がしない。』と豪語するアイカタ。
大宮は、中盤でチェックを入れにきますが
イサオや千葉ちゃんがボールを渡さない。
逆に後ろにぴったりくっついたアトムがボールを奪うと
そのままシュート。
枠を外れたけれど、宣戦布告だ。
この試合、必ず獲るんだという意思の表れのようでした。
この後も積極的にシュートを撃ったアトムは
『アレを生かせるような動きをしたい。』と、
イメージしていた通りのプレイが出来ていたように思います。
守備に回っていて、
アレたんがボールを持った時に上がりきれない場面もあったけれど
ボールに絡む場面が多かった。
自然、ファウルを受けて倒される場面も多い。
それでも、ひるまない。
ハイボールにも、競りにいく。（フカイさんみたいだった）
背が低いから、勝てないなんて微塵にも思っていないようでした。
んで、勝ったりなんかもする。

前半39分。
リシャたんのパスを受けてからエライ早さで突進していく、後姿。
迷いがない。
自分に出来ること、やるべきプレイをずっと考え続けて、
練習で確認してきたのだろうと思いました。
スタンドはあまり傾斜がなくて、あちら側でのプレイがわかりづらい。
向こうがわいていたので、シュートが入らなかったことがわかった。
そのまま、CKへ。
チャレンジすることで、状況が動く。
シュートを打つことで、なにかが起こる。
向って左側のコーナーから
ワンちゃんのあげたクロスをファーで受けたウッチーが折り返します。
1人、2人と動いた後で、ゴールネットが揺れるのを見る。
やった！！！
誰だ？誰が決めたか、わかんない。
肩を組んで喜びまくって戻ってくる中心にいたのは、千葉ちゃん。
千葉ちゃんか？
コールは、リシャたん。リシャたんかー♪♪
『練習していた通りに出来た。』と言っていたリシャたん。
今季初ゴールだね。
押しまくっていたわけではなかったから、
前半のうちに先制できたのは、大きいぞい。
守備は、危なげなし。
出だしは上々。
ロスタイムもほとんどなく、前半終了。

後半。
一番最後に、ピッチに入ってきたのはアトムでした。
なにか、指示を受けていたのかもしれません。
2点目を取るために。
それは、どんな風に訪れるのか。
前半で見ることが出来た可能性が　カタチになるところが見たい。
20分。中盤で相手（ダレだ？！どうやら5番＠トミダイらしい・怒）
のファウルを受けて倒れ込んだアトム、
動くことが出来ません。
ようやく立ち上がったのですが、足を引きずって痛そう。
すぐに、ベンチに向かって2.3歩近づくのが見えた。
どうしたんだろう。　
またプレイに戻ると、ボールに向かって、走る。
カワハラくんが用意している。
ケガでの、途中交代でピッチを後にする。
いつからかは憶えていないのですが、
イキオイを増した雨は、容赦なく叩きつけて。
サブのコたちは、控え室の中でアップしていたらしく
ベンチにも、そのまわりにも誰もいません。
1人ぽつんと座ったアトムが、気になります。

ピッチの中では
惜しい場面がたくさんあった。
もう、すこし中に行ってたら。
向って左側へ切れた、ワンちゃんのシュート。
縦につないできた、松尾さん→ワンちゃん→カワハラへのパス。
ゴール近くにいたカワハラくんは、前節みたいに選択の余地などなく
シュートを打つしかなかった場面だった。
1対1。でも、決められなかった。
そっくり同じ場面を、2度観た。

『点を取られる気がしない。けど、取れる気もしない。』
アイカタが　ぼーっとつぶやく。
相手の攻撃の時間が長くなるのにともなって
こちらは足もとのプレイが多くなり、動きだしがなくなっています。
これじゃ、ダメだ。
後半のマイチームは、前半とは違うチームになっていました。
押し込まれ続けても、なんとか耐えていたDF部でしたが
この日の主審にボールが当たって
コースが変わったあたりからおかしくなって
セットプレーから失点。
取り返せないまま、試合終了。

ウチが2点目を取ることが出来なかったのがすべて。
前半と、後半にもあったチャンスを決められないと
勝てた試合は、いつまでも勝てた試合のままなのねん。

特になにかにつながったわけではないのですが
ちょっと引っかかった印象的なシーンがあります。

北野さんが、ボールをアンダースローでスローインしようとしていて
ココから速攻にでそうな感じだったのですが
みな、前を向いていて、誰も北野さんを見ていない。
なのにスローインしてしまい、相手の選手が受ける、という場面。
声、かけないの？
それから、リスタートで千葉ちゃんがキラーパス。
というか、素早いボールを出した。
受けた松尾さん、ちっともスピードアップせず。
早く出した意味ないぢゃん。
どっちがいい、とかワタクシにはわからない。
ただ、早く出したのなら、早く動かないとなんの意味もないよね。
意図を理解するとか、意思を統一するとか。
そういうのが見えない、雑な印象を受けるプレイがいくつか見えました。

予選は突破できなくても、また来年頑張ればいい。
けれど、『勝てた試合』を勝つためには、
やらなきゃいけない事がたくさんある。
残り1試合は、それを確認して、つぶしていくための試合にしてほしい。
千代たんが、
『後半は集中し切れなかった。』といっていた原因がどこにあるのか。
ただ、点が取れなかっただけじゃなくて
もっとチーム全体で解決しなきゃいけない、解決できることが
あるような気がしてなりません。
勝っちゃうと、そのままになってしまいそうな事を、是非。
みんなで考えよう。



到着は、21:30。はえー。








自分で歩いて、ベンチに下がったアトムですが
ギプスをして松葉杖で　バスに乗り込んだそうです。
ケガの具合が、どうか軽いものでありますように。。。