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アルビレックス新潟と 飼い猫と アイカタと。
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すごかった。すごいものを見た。

日曜日の夕方から行われた 首位チームを相手のリーグ戦。
90分のどこを切り取っても、キラキラがぎゅうぎゅうに詰まっているゲーム。
キラキラは、みんなの魂の結晶だ。
もう少しあとになって、リーグ戦を振り返ったなら
あの試合はまちがいなくベストゲームに入るだろう。

でも、まだだ。
あのゲームをうっとりと思い出すには、ぼくらはまだ 旅の途中にいる。

それでは まずは結果からね。

鹿島アントラーズ   0 - 0  アルビレックス新潟

得点者 ) なしだ。
選手交代) 83分 アレたんout カワハラin  89分リシャたんout 慶治サマin    
        (*ウチのコのみ)
いじょ。



11月9日 日曜日。
駅南口から06:00少し前に出発したバスは
いつもと違って磐越道まわりです。
すぐに山の中に入ったと思うと、ずっとずっと山の中だ。
おりしも紅葉の季節。
キレイにお化粧した山肌を見ながらバスは進みます。
高速道路をまん中にはさんで、右サイドと左サイドでは
紅葉のしかたがちがうー。とか言ってるうちに飽きてきてw
「海本慶治と行く秋の会津磐梯山 紅葉狩りの旅」 だの
「海本慶治が奥様にピッタリの和服をお見立ていたします(はあと」だの
「ナガタミツルと行く ホノルル免税店でシャネルのお買いものツアー」
(注:免税店てトコがミソ。決して路面店ではない。)
はては 「千代反田充と行くペットショップはしごツアー」だのと
わけわかんなくなったころ いきなり田舎道に出ます。
ドコ? 水戸。
イナカすぎ。 なんとなくどことなく魚沼っぽい感じ。
でも魚沼の方が 道路はリッパだよねー。。と好き勝手に批評。
そのまま標識は「鹿嶋」へ。
延々と田舎ロードは続く。続くが「メロン」という表示多し。
おなじ田舎な感じでも水戸の方が明るい感じがするのはナゼだろう。
とか言ってるうちに 突然出現するカシスタの特徴のある屋根の形。
流線形で、美しい。
目の前の道路には、コンビニ。
コンビニが見えると、大型バスの駐車場はもうすぐそこだ。
着いてみたら、バス1番乗りやったー♪♪
よちよち歩いて、まずはスタジアムへ。
12:00少し前でした。

キックオフ16:00に対して 列整理は13:00。
2時間前だと、遅い気がする。でも3時間前は、早いわねえ。
とりあえず 1時間あるので
道路をはさんでズラリと並ぶ屋台村で まずもつ煮♪
もつ煮やさんは3件くらいで、それぞれに味がちがいますー。
んで、もつ煮やさんはそれぞれに別のメニューもご用意。
みんなで別々のメニューを買っては 少しずついただく。
みんなおいしかった。つられて買った焼き鳥もうまうまでした。
もつ煮やさんで焼きそばを買った時、
パックに詰めてあるものもあったのに
「もう出来るから、待ってなよ。」と熱々を準備してくださったご主人。
「今日はずっとこんな天気だわ。降らないとは思うけど。ニイガタは、どう?」
焼きそば待ちの間に話してくださった奥さん。
「むこうは もっと寒いですよ。」と言ったワタクシに
「ココは海風が吹くから。スタジアムの中はもっと寒いから気をつけてね。」
と言って下さった。

13:00開門。
ついてすぐ ダンマクの準備。
見えないかもしれないけれど 最上段の壁に貼る。
ココからしっかりチカラづけてね。6mに念を込める。
きのう。試合前日の練習で ダンマクの主(持ち主じゃなくてね)
千代たんは みんなに混ざることなく ゆるいペースでピッチを周回していた。
表情からは 何も読み取れない。
カオを上げることなく そのまま上がって行きました。
キックオフまで2時間を切って、スタメンを確認する。
DFに 千代たんの名前。
別メニューは、試合に出るため。
疲労のたまっていない、どこか痛めていないセンシュなど
スタメンクラスにはいないだろう。
それでも出るのは、勝ちたいから。無理をするのは、チームのため。

キックオフ1時間前。
イスに座って 時を待つ。
空の色は 冬のニイガタそのものでした。
雲が低く垂れこめて 太陽が見えない。
風は冷たい。もつ煮やさんが言ったとおりだ。
風をよけて別なところにいたアイカタ@風邪ひきは 具合悪そう。
キーパーが、出てきた。
いよいよ始まる。 なんのためにここまできたのか思い出す。

今日の布陣は、こうだ。


       キショー       アレたん

ワンちゃん                 リシャたん

       イサオ       千葉ちゃん

ナカノヒロシ ナガタミツル  千代たん  ウッチー

             北野さん


サブ:ノザ・慶治サマ・ゴートク・テラ・アトム・ケンゴ・カワハラ
いじょ。

ワンちゃんが ようやく帰ってきました。
安定して調子がよかったさなかでの離脱で心配しましたが
大切な試合に出ることが出来てよかった。
右は天皇杯に続いてリシャたんが入ります。
ベンチには、これも天皇杯に続いてゴートクがDF登録で入りました。
センシュ1人1人をコールする。
ココがカシスタ@ずーーーーっと勝っていません。だとか
相手が首位のチームだとか
コレを落としたら とりあえずヤバいとか。
全部あとだ。あとで考えよう。と自分に言い聞かせる。
ポツリ と雨が当たる。
降らないって言ったのにー。などと思いつつポンチョを着る。
風が当たらなくなって、あたたかい。
センシュ入場。ゲーフラを上げて 迎えます。
ガンバレ。ガンバロウ。

キックオフ。
前半は目の前のゴールを北野さんが守ります。
始まってしばらくは 鹿島というチームの速さにちょとだいぶびびるワタクシ。
中盤の選手がボールを持つと 
2人くらいがまっすぐにウチの陣内へ走り込んでくる。
あっというまにPA内へ。
ウチはと言いますと リシャたんがいつもの通り一生懸命に頑張るのですが
もうひとつボールを収められません。
足が地につかない感じ。カラダの動きの逆へ逆へとボールがくるような。
サイドに走り込まれて守備に追われる場面では
リシャたんとウッチーの動きがかぶったりと
なにかスムーズに流れない。
ひさしぶりに戦列に復帰のワンちゃんもいまひとつぎこちない。
相手の攻撃は、とにかく早く、戻るのも早い。
まん中の動きだしも、1歩ずつ後手を踏むのがわかります。
中盤と 前と 後ろ。 なんとなくバラバラな感じにさえ見えました。
うまくいっていない。
鹿島は、調子いい。
このままだったら 先制されてしまう。
どうしよう。どうもならん。
考えるより、「ガンバレ。」と声を届けよう。
まだ半分も行っていないのに 接触しまくりなゲーム。
CBのナガタミツルが相手と競った末に流血。
首の痛みを抱えたまま完治していない千代たんは
マルキーニョスやコーロキに乗られまくり(怒)
肩ごとがっつり乗っかられて倒れこんだ時は
おもわず「何すんだコラーー!この茶髪ポニーテールが!!」 (ポニーテール違いました)
時間が進んでいくにつれて
どうしてだか ワタクシにはわからないけれど
ワンちゃんが だんだんとこの試合の早いペースに慣れてき始め、
運動量も増えてきて
落ち着かない感じだったリシャたんに
段々といつもの粘り強いプレーが戻ってきた。
まんなかの2人、イサオと千葉ちゃんが 
相手についてしつこく併走していくシーンがたくさん見られるようになり
攻め込んでくる相手のボールを
ナガタミツルがカラダを前に入れてカットし、
そのまま上に上がっていく。
始まった時に感じた “途方にくれた感”は、前半ロスタイムを迎える頃には
“行けるかも。”という手ごたえに変わる。

きっと行ける。
チカラ負けすることなく、持ちこたえることが出来たんだもの。
きっと だいじょうぶだ。
・・立ち上がりにほにゃっとなる悪いクセが出ませんように。
後半が始まります。
さっきまでの心配ごとは、取り越し苦労でした。
目の前のゴールに向かって、ウチのコたちが走ってくる。
前半途中からの流れそのままに
お互いが1歩も引かない攻防が続きます。
ウチが点が取れないのは もうここ数試合ずっとの課題であり、悩み。
けれど 同じように鹿島も。
マルキーニョスが、新井場が、そして鹿嶋サポが苛立つ。
攻め込んでも攻め込んでも どうやらウチのDF部がカラダを張っているらしい。
だって 遠くてよくわからない。
前半に比べて ウチの攻撃がチャンスを作る場面も見られるけれども
ゴール前まで運んでくる事は出来ても、フィニッシャーがいない。
あるところまでくると 急に気弱になってしまい誰が決めるのかあいまいになる。
長い時間 ゴールを決めていないことで
こわがっているようにも 自信を失っているようにも見えました。

残り10分を切るころ
ウチのコたちの足が 止まり始めます。
キツイけど、頑張れ。
けれど 見ていてすぐに
足が止まっているのはウチだけではなく
鹿島の選手もまた 疲れているのが見てとれました。
このゲームの真骨頂は、実はここからでした。
攻め込む鹿島。ナガタさんや 最終ラインまで下がったイサオが、
千葉ちゃんが落ち着いてボールをかっさらう。
千代たんがヘディングで落とす。
受けたキショーが 走ってゆく。
アレたんが、並走しようとチカラを振り絞る。
2人とも、速さはガクンと落ちている。
リシャたんがまわりこむ。千葉ちゃんが絡む。
でも どうしても。
運んだボールは 最後はソガハタの手に落ちる。
(どうして。)と泣きそうになる。
攻撃を意識して、ずっと練習してきて。
ワタクシは毎日練習を見ているわけではないからわからないけれど。
試合の前日練習に 必ず取りいれられている、攻撃の練習。
何人かで連動して仕掛ける早い攻めは、積み重ねた練習の総仕上げだ。
準備してきたことは、ちゃんとカタチになっているのに。
たぶん あと1歩で、くす玉が割れる。
でも割るためには 空気を動かすためには
自分が割ってやる。と手を伸ばすヤツが必要。

83分。疲弊しきったアレたんに代えて、カワハラくんが入ります。
やっと、という感じで歩くアレたん。
時間稼ぎ、と見ることも出来るけれど、動けないんだと思う。
だって代わりのセンシュはカワハラだ。
後からピッチを退いたリシャたんにしても、ギリギリでプレーしている。
鹿島も足を攣らせる選手が出る。
文字通りの、1点勝負。
張り詰めまくった空気。
揺らぐとしたら、アクシデントかも。
マイチームのゴールは、はるか彼方だ。
向こうでゴチャゴチャしてゴール、なんて結末はゴメンだ。
向こう側で 何度も鹿島サポの歓声が上がる。
ドキドキしては、セーフと知って、前を向く。
ロスタイムは3分。 リシャたんに代えて、慶治サマがピッチへ。
監督の、明確なメッセージだ。
あと少し。
その少しで長い長い時間を 
守備陣は最初から保ち続けた高い集中力でしのぎ切りました。


ホイッスルの音を聞きながら
もう終わりなのか やっと終わりなのか
自分のなかで 決めかねる。
サッカーそのものというよりも 
いろいろ後からくっついてくる それとも前提にするべき
様々な条件を考えなければならないのが今。
けれども 90分の中にいたマイチームは
相手の順位も 闘う場所も 残留争いもなにもない
ただ 目の前の相手にひたすら自分たちのサッカーで挑んでいた。
次の相手ではなく、ただいまの相手に対してひとつずつ丁寧に。
まだまだ、旅の途中。
終わりは 見えてなどこない。

この日のゲームは、素晴らしかったね。
点こそ取れなかったけれど、
みんながみんな頑張ったから相手は得点出来なかった。
次には結果が出せるように。
今日 素晴らしかったことは 忘れよう。
またはじめから 目の前の相手にシンプルに向かうことが出来ますように。


*本日のナガタミツル*
 このゲームは みんなが自分のチカラを出し切りました。
 誰かが特に頑張ったということはありません。
 なんですが、せっかくなので。
 ウチのコになって3年目のナガタさんは 
 過去2年間はシーズンを通して働いたことがありませんでした。
 調子いいかな、と思っていた去年の9月、
 確かカシスタでケガをしてそのまま終了(涙
 3年目にして ようやくシーズン終盤の大切な時にゲームにからめています。
 そのせいかどうかは不明ですが
 あれほどビッグマウスだったのが 
 とてもまともなことを言っていてビックリだ (モバアルの試合後コメント参照♪)
 充実した(充実しすぎ)トレーニングの賜物か
 すっかりナイスバディーになり
 “足 攣りそう。。”のアピールも最近では見られません。
 オトナになって。。。などとうっかり感慨にふけりそうになると
 アップの時なぞは 千代たんはコールを受けると深々とお辞儀をするのに
 ナガタミツルときたら 「よっ♪」みたいにぞんざいに片手を上げて見たして
 テキトーそうなのに 憎まれない、お得な体質は健在みたい。
 そんなアナタを 来年も見たい^-^



 

 


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申込書送付
>「海本慶治と行く秋の会津磐梯山 紅葉狩りの旅」
すみませーん
お申し込み窓口は、こちらでよろしかったですかぁー?

>「千代反田充と行くペットショップはしごツアー
添乗員さんがペットに見入っちゃって、お客の存在を忘れちゃいそうでーす(^◇^;)
ハナ 2008/11/12(Wed)01:21 編集
得点が欲しい!鹿島戦
こんにちは!鹿島国での参戦、お疲れ様でした!
土曜日の試合が、下克上が多かったため、
負けられない試合になった鹿島戦、
ウチの選手たちも、集中して頑張っていましたね!
特に、守護神北野くんとか神が降臨したように、好セーブしていたし、
洋司くんの守備も、ハラハラせずに見ていられたし(表現が失礼かな?)
永田さんも、流血しながらも気魄ある守備をしていました。
このところの、永田さんの集中力は驚きです!
あの飄々としたみっちゃんがと、信じられないような気が。。。(自粛)
けど、包帯はやはり千代たんが一番お似合いですけどね。
まあ、たんに見慣れているだけなのかもしれませんが。

ただ、得点しないことには勝てないので、本当に得点が欲しいです!!
アレさんも守備をするようになってから、得点してないような気がします。
なかなか難しいですね...

>ぼくらはまだ、旅の途中にいる。
この表現はいいですね!
それにしても、早くJ1残留を決めて欲しいです。><

おれんじ・ゆ~みん 2008/11/12(Wed)14:35 編集
受付完了(笑
ハナたん コンバンハー♪

慶治サマと行く紅葉狩り いいでショ^-^
ゆっくり紅葉も見る間もなかったから すごく新鮮だったんだけどね。
いけどもいけどもおんなじで飽きちゃってwww
でも慶治サマがご一緒くだされば(はあと。。

カルチャー系では『カワマタケンゴお習字教室』
つーのもあったなー。
今思いついたのが 『田中亜土夢の ケン玉の夕べ』。(意味不明)

ちなみに 千代反田充と行くペットショップ(動物園でも可)はしごツアーでは
うれしそうにいろいろな動物を見てまわる千代反田さんを
なまぬるく見守る設定となっております♪
(どんだけヒマだったんだ自分。)

ゆる系では
キショーと過ごすこたつみかんの会。 つーのもありました。
オプションで座イスがつきます♪

puucha 2008/11/12(Wed)21:57 編集
紙一重かと。
思うんですがね。

おれんじ・ゆ~みんさん コンバンハ♪♪

カシスタはグルメ度がたいへんお高くて大満足。
絶対来年も来てやる。とハナイキ荒く後にしました。

>あの飄々としたみっちゃんが
わかりますww

人は変われば変わるもの。
といいますか 本格的にリーグ戦に年間通して絡んでいるのが
初めてといっていいくらい。思いっきり当事者なんですよね。
どこか他人事ぽかったり、
やたらビッグマウスだったりしていたころとは
責任の掛かり方がダンチガイ。
CBのアイカタの千代たんが ややもすると考え過ぎてしまいそうな分
ナガタさんの抜け感がバランス取れてていいのかも。

アレたんは 最初の頃に比べて
献身的に守備をするようになりました。
カントクの意図をよく理解して、チームのためにプレーしています。

鹿島戦では特に 失点してしまわないように
全員の守備の意識がとても高かった。
みんながさぼらずに チカラを合わせて守ったから
鹿島は得点することが出来なかったんだと思います。
攻められないわけではなかった。
あと 1歩。
FWだけでなく 真ん中の千葉ちゃんやイサオが
もっと攻撃に絡んでこれるようになれば 
前のセンシュも隙をつけるチャンスが生まれる気がするです。
全員で守っているのだから 全員で攻撃を手伝わなきゃね。
次はきっと。と信じて 応援をしていきましょう。
puucha 2008/11/12(Wed)22:11 編集
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