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アルビレックス新潟と 飼い猫と アイカタと。
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フナゾーさんの落ち着き先が、決まったらしい。^‐^
でも、公式発表が 例によってまだなので、後にするです。

で、何かといいますと、12日の新潟日報の夕刊に載っていた 映画のCMのナレーターを
タナカアトムさんがやった。という記事について。ウチは夕刊とってないので読んでません。
「プレーより緊張」。・・・このヒト、試合では緊張しませんて、言ってましたもんねえ。
同じ日の「アルキン」のインタビューを見た後だったので、よけい驚いたワタクシ。
(あのカツゼツで、引き受けましたか。。) ←いやいや。まあまあ。
・・ナンカ、アトムたんネタが多いような気もしますが、まあいいや。
肝心の映画はといいますと、ハリウッド版「海猿」。ケビン・コスナー様が役者生命を賭けて
取り組んだという大作。だそうで。
「Shall we dance ?」 といい 「ゴジラ」 といい、逆輸入が目立ちますねえ。
さらに、最近知りましたのが、この「海猿」、漫画が原作だそうで。
漫画としてヒットした作品であれば、ストーリーの面白さは折り紙付きでしょうから、
安易に映画化、ドラマ化しようとするのもわかる気は致します。
でも、そうなると今度は、ダレがどの役をやるのか、というちょっとずれた観点で観てしまったり。
思い入れが強いほど、「あんなの、**ぢゃないわっ!」ということに。
やがて、いかに原作を再現できているかに、意識が集中したりして、あんまりいいコトない気がします。

そんな中、漫画なのですが、「コレはまるで映画を観ているようだわ。」 と読みながら
何度も思った、唯一の作品。

「BANANA FISH」 コレです。 はい。ご存知の方はご存知ですね。

作者は吉田秋生サン。1985年5月~1994年9月 別冊少女コミックで連載。全19巻と、別冊1巻。
リアルタイムでは、読んでいません。 
会社の1年後輩だった子と、会社を辞めてからも会う機会があって、「おもしろいよ。」と
借りたのがきっかけ。あまりの面白さにみごとにハマり、全巻揃えました。
が、引っ越す時に増えすぎた他の本たちとともに売却。
手元になかったのですが、去年の11月頃、急に読みたくなり、アマゾンで大人買い。
文庫サイズで再販されておりまして、1冊1.5cm弱くらい。11巻プラス別冊1巻。
1冊 590yen なり。 えーと、7,080yen プラス代引き手数料。サスガ大人買いww

今はそうでもないけど、前は絵柄の好き嫌いで漫画を選んでいまして、
最初は「うは~。ダメだ」と。 カタい感じの絵がどうにもツラかったのですが、
そんなことなど言っていられないほどのストーリー展開に引きずられるように引きこまれ。
後へいくほど絵も見やすく、線も綺麗になっていきます。

「バナナ・フィッシュ」というのはサリンジャーの短編小説からとった、合成麻薬につけられた名前。
偶然の産物によってできたのですがベトナム戦争下で兵士を実験台にし、密かに改良を重ねられ
やがて最強の凶器として国家機密レベルに。
主役は アッシュ・リンクス(リンクスは通り名。山猫という意味)男性。17歳。金髪、碧眼。
頭脳明晰、容姿端麗。文武両道(?)
といった、イマドキの少女漫画でもそんなヤツ描かねえよ。というこの子の兄がベトナムへ出征し
廃人同様になって帰還。「バナナフィッシュ」という言葉にだけ反応する。
偶然、この薬のサンプルを手に入れることになったアッシュは、
兄に何が起こったのか知りたい一心で「バナナフィッシュ」を追い始め、
やがてはかつての保護者であったコルシカ・マフィア、敵対するチャイニーズ・マフィア、
CIA、アーミーといったワケわからんほどのスケールの敵と対立し、さらには自分自身を
開放する為に闘っていくのですが。
別冊少女コミックという、ごくフツーの少女漫画に混ざって連載されていたのが不思議なくらいの
スケールのでかさです。NYのストリートキッズのボスでもあるアッシュが敵対する少年と決闘する
地下鉄のシーンや、仲間を救い出すために最新のセキュリティシステムで守られた国立療養所へ潜入するシーンなど、まさに映画のよう。息詰まるシーンの連続の連続。
常に、この「バナナフィッシュ」は見えつ隠れつするのですが、
もうひとつ忘れてはいけないのが、「奥村英二」という日本人の存在。男性。19歳。大学休学中。
陸上競技・棒高跳びの選手。「跳ぶこと」が出来なくなり、高校生だった彼を撮った作品で
大きな賞を取ったカメラマンの助手として、アメリカに「逃げて」来ます。
ある雑誌の取材でストリートキッズに会うことになり、アッシュと出会うことになるのですが
運悪く、ストリートキッズ同士の抗争に巻き込まれてしまい、アッシュと行動を共にすることに。
改造拳銃を自在に操り、自分を守るためにヒトを殺めるのも厭わないアッシュ。
対して英二は、いかにも平和に慣れきった日本人で
ただの足手まといにしか見えなかったのですが、
アッシュにはない強さで、彼を親身に心配し、守ろうとさえするように。
生まれも育ちもまるで違う、言葉さえうまく通じないこともある2人が、魂で結びついてゆく過程は
とても感動的で、ほんとうに美しい。
少女漫画特有の表現がスパイスのようにちりばめられ、どうしてもそういうのがダメ。という方には
残念なのですが。しかし、本題はそこにはない。読んでみてまず、損はありません。
けっこう、ラストは衝撃的。。ハードです。
それを救済するように描かれた、 「ANOTHER STORY」 。
すべての哀しみにさよならするために。
これで、ワタクシ死ぬほど泣きました。

時間を作って、一気に読んでみてください。
ご希望の方にはお貸しいたしますわん。よろしかったら、コメント欄へ、どぞ

*ついでにのせときまショ。
 puuchaアットマークalbirex2006ドットcom がメールアドレスでおます。


 

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コメント
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◎◎◎カワイイ←バカ
カミングアウトおめでとうございます(笑)
pooh URL 2007/01/15(Mon)06:53 編集
◎◎◎◎カッコイイ←バカ
失うモノなど、無いも同然(笑)
今後ともヨロシクねん。^^
puucha 2007/01/15(Mon)07:51 編集
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